chapter 01

ピザの起源と黎明期

ピザの起源ははっきりとしていませんが、原型と言われている"フォカッチャ(イタリア式パン)"は、南イタリアでは古くからあったようで、AC79年にヴェスビオ火山の噴火によって消滅した有名な"ポンペイ"の遺跡には、「フォカッチャを焼く窯」が遺跡として残されています。
1772年にナポリ王国の王フェルディナンド・ディ・ボルボーネが、アントニオテスタのレストランでピザを食べたという記録があるようです。そのときに王様はナポリの人々が食べてるような色々なバリエーションを望んだようです。

最初のピザ専門といえるレストランは1820〜1889の間にオープンしたと言われています。
1898年にマルゲリータ・ディ・サヴォイア(マルゲリータ王妃)が1880年にオープンしたラファエーレ・エスポジートのレストランに夫妻で訪れた時(夫はイタリア王ウンベルト1世)、彼は2つの種類のピザを作りました。ひとつはトマト、ガーリック、オレガノの"マリナーラ"、そしてラード (豚の背脂)とチーズ、バジルの最も古いメニュー"マストゥニコーラ"です。
その時、彼の奥さんがもうひとつ赤、白、緑のイタリアの国旗に模したトマトとモッツァレラ、バジルのピザを王妃のために特別に作りました。これが世界中で食べられているピザマルゲリータの起源です。
そのレストランは今でも"ブランディー"と言う名で営業しており、お店には、王妃の感謝の手紙が残されています。
最初のピザメニュー、マストゥニコーラ"は1660年ころ、マリナーラは1800年ころが発祥と言われているようです。

(参考文献:ナポリ大学教授 Carlo Mangoni di S.Stefano の文章 / Gaetano Esposito [L' Arte Della Pizza] 内)

ポンペイ遺跡にあるパン窯

王妃から店に贈られた感謝状

1989年にマルゲリータが100年を迎えた記念のパネル

ブランディーのマルゲリータピザ

ブランディー外観