シカゴピザ誕生の背景に流れる、アメリカ、リトル・イタリーのピザ誕生、
そして発展の物語。現在のシカゴピザに脈々と流れるスピリットを紹介いたします。

シカゴピザ・ストーリー ①

原点は、リトル・イタリー。

Story1

風の街・シカゴにもイタリア移民の町リトル・イタリーがあります。シカゴピザの原点は、この町に始まります。この町で小さなイタリアンレストランをやっていたフランシス・ポンティセリは、自慢のおいしいピザを、多くのアメリカ人に食べてもらおうと色々工夫しました。故郷イタリアのレシピと味をしっかりと受け継いだこのピザが、私たちシカゴピザの原点です。今ではアメリカンピザと総称されているデリバリー・ピザですが、シカゴピザが、アメリカではなく「リトル・イタリー」にこだわるのは、こういうシカゴピザの物語があるから。私たちの原点は、リトル・イタリーです。

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1909年開店。シカゴ・テイラー通りにあるピザの名店。店内を有名なイタリア系アメリカ人の写真が席巻している。

シカゴピザ・ストーリー ②

シカゴが愛したイタリア系移民のレシピ

Story2

夢を求め新天地アメリカへやってきたイタリア系移民。彼らを支えたのは、家族や仲間、そしてふるさとの味でした。1940年代後半、シカゴのリトルイタリーで小さなイタリアンレストランを経営していて、後に私たちシカゴピザの祖となるF・ポンティセリは、ガスオーブンを開発したアイラ・ネビンと共同して、本格的なクラスト製造会社を設立しました。今日、アメリカの国民食となったピザは、本場イタリアの味・本格ピザを気軽に楽しめるようにした二人の努力の賜物といえるかもしれません。私たちシカゴピザは、アメリカではなく、シカゴピザの原点「リトルイタリー」の味にこだわっています。

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自宅にオーブンのなかったイタリア移民たちは、昔、地元のベーカリ−で自分で作ったピザを焼いてもらった。

シカゴピザ・ストーリー ③

アメリカンクラスト発祥物語

Story3

ふっくら厚めのアメリカンクラスト。その誕生には、アメリカに渡り、シカゴにリトルイタリーをつくったイタリア系移民のピザ職人の物語があります。彼らの多くは、ナポリ系のふっくらモチモチのピザを食べて育ったイタリア南部の人たち。ピザは、もともとイタリアのパン、フォカッチャが原点と言われています。パンのように気軽においしいピザが焼きあげられるガスオーブンが開発され、味と量を同時に満足させてくれる、ふわっと厚めの香ばしいアメリカンクラストを誕生させました。シカゴピザは、「リトルイタリー」のピザ職人たちの心を継承しています。

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シカゴ、ハーレム・アヴェニューにあるリトルイタリーのピザ店にて。職人の手で大きなピザが次々と焼き上がる。

シカゴピザ・ストーリー ④

アメリカンピザの誕生

Story4

イタリアンピザは、本来シンプルが原則。トマト、モッツァレラ、バジルで作るマルゲリータ、そしてトマト、ガーリック、オレガノのマリナーラ・・・。イタリア系移民と共に海を越えてアメリカへ渡ってきたピザの中から、やがてアメリカンピザが生まれてきます。自由の国アメリカの空気に触発されたリトル・イタリーのピザ職人のニューウェーブが、バラエティ好きのアメリカ人の舌を満足させるために、新しいトッピングを次々と創造しました。一枚のピザでいろんな味わいと出会えるアメリカンピザ。私たちシカゴピザも、味にこだわる『リトル・イタリー』スピリットで美味しく楽しいピザに挑戦しています。

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シカゴ、テイラー通りにあるピザの名店では、朝早くから様々なトッピングのピザを焼き上げて、ピザ好きの嗜好に応える。

シカゴピザ・ストーリー ⑤

おいしい街の代名詞、リトル・イタリー。

Story5

かつて、ニューヨークやシカゴなど大都市に住み着いたイタリア南部の移民たち。その厳しい移民生活を乗り切るために、互いに寄り添い、助け合うためにイタリア人街を作りました。このイタリア人街が「リトル・イタリー」と親しみを持って呼ばれるようになったのには、ピザが一役買っています。大戦後イタリアに従軍していたアメリカ人兵士が、現地で味わったおいしいピザの味が忘れられずに、帰国後街へ押し掛けたのがきっかけとなり、やがてリトル・イタリーの愛称で有名に。シカゴピザの焼き上げるおいしいピザにも本場イタリアの味を愛する気持ち「リトル・イタリー・スピリット」が、脈々と流れています。

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シカゴ、ハーレム・アヴェニューのイタリア食材店。リトル・イタリーにはこのようなマーケットは欠かせない。

シカゴピザ・ストーリー ⑥

アメリカンカルチャーと1号店。

Story6

80年代のアメリカといえば、ファッションも音楽も遥かに進んでいた憧れの国。アメリカ生まれの宅配ピザのスタイルも日本に上陸したとたん、若者を中心に「ちょっと贅沢で新しい食カルチャー」として大きな話題となりました。
シカゴピザが東京の渋谷に1号店を開いたのはまさに宅配ピザ草分けの時代、1986年秋。「気軽に母国の味、本格ピザを食べたい」という外国人をはじめ多くのファンに支持されました。あれから25年。時代は変わっても、焼き立てのピザをドアまでお届けして、おいしさを楽しんでいただきたいというシカゴピザの想いは今も変わりません。
ピザは元々イタリアで生まれたトラディショナルな食べ物です。そこには長年培われてきた美味しさへのベーシックなレシピがあります。シカゴは伝統をきちんと踏まえた上で、アメリカやイタリアで学んだシカゴピザマイスターが、工夫できる部分に新しい創作を加えたり、ベーシックな部分の素材をさらに改良していきながら、常にピザ本来の「美味しさ」を、新しい驚きと共に皆様にお届けしたいと願っています。

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1986年東京都渋谷区神南にできた、シカゴピザ1号店。当時の流行であるカフェバー風の店内でも焼きたてのピザを食べられるスペースがありました。右側は、2011年ラスベガスで行われたピザ大会で腕を競い合うシカゴピザマイスター。